認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母の怪しい記憶を全肯定したみたら_ヘルパーさん来訪61回目


8時前に、母はヘルパーさん来訪に合わせて、自発的に起床していてくれたのですが。

朝から母に間違いを伝えてしまいました。
週2回の訪問介護。木曜日は8時45分ですが、
月曜日は10時30分からと、ゆっくりスタートなのです。
その月曜なのに、直前までうっかり8時45分と勘違い。
2分前に「そろそろですよ」のAlexa呼びかけしたそのときに
「…と思いましたが間違えた。母さん、ごめんなさい」
になりました。
「あら、そうなの。わかった」
とあっさり暢気に待ってくれているのはとてもありがたいです。


ちなみに、そのときの母。お口にはチョコレートが入っています。「固くてもお口の中で柔らかくなるからいいのよ」だそうです。「チョコレートは明治ね、絶対!」とも。


ただ、このときに「フクは今日帰ってくるんでしょ」と言われました。
「違いますよ、母さん。今日これから来るのはヘルパーさん。
私は明後日の水曜日。母さんの好物のウナギ弁当を買って帰りますからね」
伝えるとニコニコしていました。
ん~、伝わっているんだかどうだか(汗


そして10時半。オンタイムにヘルパーさんがお見えです。よろしくお願いします!

 

外で仕事だったので、途中ケアはできず。
夕方のAlexa呼びかけでつなぐと
「なんかおかしい…なんか…」と眉間にしわを寄せる母。
「どうしましたか、母さん?」と尋ねると
出したいのに便秘で出ない排便時みたいな顔をした母。
母の切れ切れな言葉をつなぐと
「ここの土地の名産の弁当かなにかを
フクが今日持ってきてくれるって言ってたような気がする。
何で今こうなんだろう。すごく不思議だわ…」
とのこと。
「不思議じゃないですよ! 母さんの記憶力は正しいですよ!!
私が『今度帰省するときにうなぎ弁当買って帰るから』って
言ったのを、そんなふうに記憶したんですよ。
母さんは正解です。ちゃんとそんな会話をしましたよ。さすがー」
と応えると、とても嬉しそうな顔してました。

ちょっとマテ。
そっか、私の言い方ひとつで
こんなに極上笑顔になるのか…と学ばせてもらいましたので
今後に活用したいと思います。