高齢ADHD母の遠距離介護記録

89歳独居の母は要介護1。高齢者のADHDと。東京~九州で、遠距離介護しています。私1965生。介護しながら母娘関係をおさらい、修復しています。

散乱した実家を片付ける 前編

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2016年当時の2階。下は片付けている途中、ちょっとゆかが見えてきてうれしい!

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介護帰省を始めるきっかけになったのは
母の家の散らかりが気になったからでした。
もともと片付けが苦手な人でしたが
2015年の暮れ、久し振りに帰省したらヒドさの度合いが違う気がしました。

それまで私は結構実家への帰省を避けていました。
週に一度電話している分には元気そうだし
何も問題ないとも思っていました。
「うちの母(当時84歳)は元気だな」とのんきに感心していたほど。
週に一度の電話だけでは、母に起きていた問題に
気がつくことができなかったのです。

帰省時に目にしたものは
テレビに出てくるような「片付けられない人」の部屋ほどではありません。
やや足場は悪いけれど通り道はあるし。
でも、パッと見た瞬間に「これ、セルフネグレクト???」と感じて
悲しくなってしまいました。まずは落ち着け、わたし…。


とくに気になったのは、床にスーパーのビニール袋とデパートの紙袋が
キッチンとダイニングに全部で10~20ほど散乱していたこと。
中はどれも、ゴミと買ってきたものが混在していました。
どうやら、母は買い物してきたもの・ことを忘れて、
成果物の入ったその袋をゴミ箱代わりにして
上からポイポイゴミをいれているらしいことがわかりました。
こんな感じ。

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瓶は買いたて、未開封のドリンクの上に、ポイ。
今も帰省するとこういうものをいくつか発見します。
でも1か月分ですからかわいいものです。
とはいえ夏はシビアですが(食品が傷むし、害虫が…)。


また、ゆかにうずたかく積まれた新聞、雑誌や本、ノートで、
高さ1メートル、幅1メートルの壁が2本できあがっていました。
以前から傾向がありましたが明らかに増えています。
きれいに積んであるならノープロブレムですが
手当たり次第積み上げているようで、もちろん崩れるし、
紙だけでなく、食べかけのお菓子も挟まっていました。
閉じた本の間に食べかけの「からあげクン」が挟まっているし、
なかなかシュールです。
さらに、庫内が一切見えない冷蔵庫は、シュールを通り越して「壮絶」でした。


見えるところはまだしも
お客様の目に触れない部屋は、足の踏み場もない状態と化していました。
(ここはテレビに出てくる“荒れた部屋”に近かったです)


机の上や部屋の中の状態はその人の頭の中の状態が表れるといいます。
私も常々、その通りだと思っています。
こんなに散乱した部屋で暮らしていれば、
母の頭の中がぼんやりするのに加速度がついてしまうことが何より気になりました。
ぼんやりするから散らかるのでしょうけど
散らかった状態はいっそうぼんやりを加速させる、みたいな。


幸いなことに、私は片付けることが苦ではありませんから
とにかく母の目に映るものを片付けるところから着手していきました。(続く、つもりです)

この日の成果であります(2016年)。

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下の本は、タイトルに惹かれてクリックしました。
案内のところに
「一筋縄ではいかない家族の前で
『援助者に』役立つ覚悟とテクニックの数々」とあり、惹かれて買いました。
重い話ですがわたしは少し軽くなったかな。
覚悟とテクニック、大事です。