高齢ADHD母の遠距離介護記録

89歳独居の母は要介護1。高齢者のADHDと。東京~九州で、遠距離介護しています。私1965生。介護しながら母娘関係をおさらい、修復しています。

高齢親の“聞こえ”に配慮する

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先日兄が帰省してきた折のこと。
揃って朝食を食べているとき、
兄が母に向かって熱心に世間話をしていました。
母はニコニコして食べています。
…あれ???


ちょっと気になったので、途中、
「兄さん、今の話は母さんには8割聞こえないと思うよ」
と私が兄に伝えると、兄は「まさかぁw」。
そのままの調子で
「ねえ、母さん、ふつうに聞こえているよね?」と尋ねました。


…さきほどまでとまったく変わらず食事を続ける母。
問いについてはまったくノーリアクションでした。


「ウソでしょ!?」と衝撃を受ける兄。
兄「もしかして昨晩もそうだったのか? 
  だとしたら母さんは相当な聞き上手だな」
私「その調子で話していたら
  おそらく3割聞こえている感じかな。
  でもね。母さんは多少聞こえなくても、
  息子とゆっくり話せるのが本当にうれしかったんだよ」

音量的にはさほど問題ないんだけどな、多分。
もう少しだけ、滑舌よく、ゆっくり話してくれたら
格段に母の聞こえが向上するんだけどな。
兄はアスペルガーぽいため、そういうところはほぼわからないようです。


昔からずっと母は周囲に難聴を隠していたので
周りの方と話すときは
聞こえているふりをしてやり過ごしてきました。
左耳は聴覚があるため、自分が人の右側になることにこだわります。
最近はそれすらできないほど、体は動かないし、
きっかけがつかめないほど聞こえないことも増えました。
不自由が多かろう。フォローしたいところです。

そんな母が、今回私が帰省してしばらくは
補聴器をつけませんでした。
どうした風の吹きまわしでしょうか。
もちろん家庭内の会話はあまり成り立ちません。
「補聴器つけないの?」と母に聞いたら
「聞こえるからつけない」そうで。
真横にある電話が鳴っているのを何度かスルーしていました。
……聞こえてないじゃん。


どうした、母さん。
もうつけたくないなら全然いいけどさ。
この変化、大丈夫かな。

【聞こえのために周りができること】

  • 低めの声で
  • ゆっくりと
  • やや大きな声で
  • 滑舌よくしゃべる
  • 片耳だけの場合は音のする方向がわかりません。
    「冷蔵庫のほうだよ」など具体的に伝える