認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

垣根の防犯対策 生け垣の剪定

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before)新緑眩しい、モッコモコ状態の垣根.。防犯的にはちょっとNG…。

 

先日の介護帰省の折、
「生け垣の剪定をするから、娘さんが帰ってきたら声をかけて」
と、お向かいご主人から言われていると母が言います。
なんてラッキーなんでしょう! 思ってもみないことでした。


さっそく翌朝一番に、気持ちばかりの手土産を持って、
「帰りました~」と挨拶に伺うと
天気もいいし、善は急げで、早速明日やっちゃおうということに。
電動の生け垣バリカンがあるから、2時間もあれば余裕でできるとおっしゃいます。
素晴らしすぎるっ! 今までひとり手動でチョキチョキやっていたのに、夢のよう。
お向かいさんが、専用の強力ゴミ袋&ゴミ袋キーパーを
お持ちくださることになりました。
ひたすらご厚意に甘え倒します。
若干、でくの坊感が漂っているけれど、大丈夫なのか、私…


剪定するなら30センチくらい刈り込んで、
侵入者がイヤがるようにしてほしい
となかなか図太い母。刈るのはお向かいさんなのに(汗
それにしても、母さんよく知ってるじゃないですか!
こういうことです。
(外部リンク)

www.keishicho.metro.tokyo.jp

下のほうにある「監視性の確保」のところ。まさにこれです。
 ■周囲の見通しを確保
  植木等は剪定し、屋内から外周が外周から敷地内が見通せる環境にする。


余談ですが、以下は、防犯住宅のイラストがわかりやすくてお気に入りです。
防犯対策の参考にしています。CPマークの、いいな、ほしいな。
(外部リンク)社団法人 日本サッシ協会のPDF 

さらに
庭のハナミズキの枝も伸びすぎているから上を刈って」と母。
え? いいですけど、昨年の秋に植木師さんに剪定してもらったら
「勝手に切りやがって」呼ばわりして泣いてたよね?
「この木は絶対切っちゃだめなのに」ってずっとプンスカしてたよね?
あんなにギャン泣きされたけど、春に花が咲いたから安心したのかな。
スッキリしたのを気持ちよいと感じてくれたら、娘はうれしいです。


さて、翌日朝9時からスタート。
ちょっと手間がかかることになり、お向かいさんに申し訳ない気もしましたが
母の意向を伝えました。快く「難しいけど、やってみよう」ということに。
お向かいさんは、電動生け垣バリカンでガンガンに刈りまくり、
私はとにかくゴミ袋に詰める、詰める、また詰める。
「もっと詰め込まなきゃダメ! 
ゴミ袋に入って体重かけて押さえたら、3倍入るからッ!」
「ハイッ!」
ちょっぴりスポ根マンガみたいでしたw。

道路側のみならず、庭側も含めて、
約1時間かけて家の周りの垣根を刈ってくださって、
さらに約1時間、今度は刈り込みばさみやノコギリで、
不要なところをチョキチョキ、ガシガシと手動で。
2時間経って見違えるようにしていただき、解散です。
たいへんありがとうございましたっ!!!


そのあと、夕方兄が帰省してくるまでに枝を回収、回収、また回収。
しめて、75リットル入ゴミ袋に6袋分になりました。
翌朝のゴミの日に出すことができて、もうスッキリです!
本当にありがたい。

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小さく見えますが、75リットルゴミ袋で6袋。母さん、おれ、やったよ!

「今度、娘さんが東京に行っている間に
害虫駆除しておくからね~」とお向かいさん。
こんなありがたいことがあるでしょうか。
4年前に久し振りに帰省したときは、
生け垣が荒廃しきっていて「うらぶれているなぁ」と思ったのが
ここまで復活できたのは、お向かいさんのおかげです。
あれやこれやと気にかけていただいています。
私ひとりでは何もできないので
ご近所さんのありがたみをひしひしと感じました。
 ※現在の実家で暮らしたことのない私が、
  ご近所づきあいできるようになったのは
  母の入院がきっかけでした。よろしければこちらにあります。
  

55enkyorikaigo.hateblo.jp


さて、次回の介護帰省時のお土産、
お向かいさんに何をお持ちしようかな。

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after)不審者が敷地内を歩いたら顔がバッチリ見えちゃう寸法です。
よきかな。母がそういうことを気にしていたとは知りませんでした。