認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

echo showで高齢母とティータイム

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日課アレクサで。
「つながった!」と思ったら母が画面からいなくなり、「???」
ややあって、
「なんだフクだったの! お客さんだと思って玄関に出たら誰もいないから」
と、母が笑いながら現れました。
別に、アレクサコール音は、インターホンとは全く似てないはず
と思いましたが…まあいい。

 

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コンビニまで往復して、今日も運動しっかりな母。
「なにかおいしいもの、買えましたか?」と尋ねると
「巻き寿司とおいなりさんが入ったのを買ったよ。安かった。
だってひとりでご飯作る気にもならないしねぇ」。

今日もコンビニご飯です。
次の私の帰省まで、間があいてしまうこともあり、母が少し寂しそうに見えました。


「そうだ! アレクサをご飯の間じゅうつないで、
一緒にご飯食べてもいいじゃない? 一緒にいるみたいで楽しいですよ!」

Twitterで拝見したステキつぶやきをマネして提案してみましたが
今ひとつノってこない母。
聞こえてないのか、理解できないのか、想像できないのか?
「ほら、アレクサは、一日中つないでいてもいいんですよ。楽しいよ?」
母「………」
「一緒にお茶を飲むのもいいかもよ」と言って、
私がマグカップでお茶を飲んでいる様子をカメラ越しに見せると、
「💡 !!」
という感じで、いそいそと母のお湯のみをカメラ前に持ってきて、
一緒に飲み始めたのが可愛らしかったです。
Let's have tea !


「可愛い」といえば。
「可哀想」という言葉について、
ブログをご覧になった方からお考えを伺うことができました。
洞察に感激します。

調べていたら、その「可哀想」の語源は「かわいい」で、
古語の「かはゆし(かわゆし)」には、「いたわしい」(憐憫や同情)の意味がミックスされてくるそうな。
中世末から近世初頭にできた言葉なんだそうです。

gogen-allguide.com

 
「可愛い」に、当初は憐憫の情が入っていたのにも驚きですけど
読み解くと、大いに納得できました。
少なくとも、今、私が言う「可愛い😆」には憐憫ないつもり。
でも、潜在的な集合無意識的なところに、要素として含まれるのかもしれないな。
と、思ったり、思わなかったり。

ことばは生き物。好きなせいもあるのでしょうが、とても面白いと感じます。
ことばはいい。
また、ことばを閉じて、享受する何かも素晴らしい。
ことばと、ことばにはならないエネルギーのようなものと、
論語と算盤』みたいなものかしら。
豊かでもあり、せつなくもあり。普遍でもあり、刹那でもあり。

1周まわってアラ還でようやく、
「生きるってめっちゃおもしろいのな、マジで!」
と血湧き肉躍るようになりました。