認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母との変顔コミュニケーション

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一応、母のプロなので
アレクサトーク(呼びかけ)で画像に母が現れた瞬間に、
体調、具合の察しはつきます。


一般的には、具合の悪そうな人・しんどそうな人に対して
「どうしたの? 元気がないね」「顔色悪いね」「しんどそう」「きつそう」
は禁句です。
あえて明るい口調で「母さん、ごきげんいかが? お元気?」
小首をかしげ、やや高い声で問うてみます。


「ちょっと元気じゃない」と言われて初めて
「まあたいへん。どうしたの!?」と大げさに驚いてみせます。


「バスに乗ってお出かけした。頑張ったらなんか少し寒気がする…」
とくれば、
「それは困った。ビタミンC飲もうね。葛根湯飲もうね」
と順にたたみかけていきます。


せっかく一日一度しゃべるんですから
母が憂鬱そうにしていたら、ちょっと笑かすくらいのことはしてみたいもの
そこはしっかり狙います。
手段は問いません…。


ああだこうだと話をしていたら、一瞬の沈黙がありました。


いいアイデアが浮かばなかったので
カメラに顔を近づけて、
右手人差し指の先を鼻の穴にちょっと入れて、じーっとカメラを見つめてみました
ほぼ同時に、画面の中の母は、
ベロ出しちょんまのごとく、べろーっと舌を出していました。
…御下劣。

そのあとふたりとも爆笑でした。
まあ、母に笑ってもらえてよかったです。
この親にしてこの子あり…。
すごいレベル低くてすみません。_| ̄|○

あとは一眠りして、明朝すっかり調子が戻るのを待つだけです。

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Twitterで拝見するみなさんのトークの様子をまねて、今日は母にまちのイルミネーションを見せてみました。母は決まって「一度行きたいな」と言いますが、そんな日はおそらく来ないだろうな。お口が気持ちがいいから言っているだけで、旅行嫌いだから決して移動したくないのです。よかよか。その分、中継してあげればいいんですから。