認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

開き直って手放したら、案外うまくいった認知症独居母の服薬支援

服薬については「どうしたもんかねぇ」と思いを巡らせましたが
それはそれとして。
8月の帰省時に、
「だってフクはここにいないじゃない💢」とキレ散らかされたのを思い出しまして。
【過去記事です】

日に一度の夕方Alexa呼びかけだけでは
認知症ライフは心もとないのだろうと思い
服薬はさておき、しれっと呼びかけしてみることにしました。
ネバーギブアップ、不屈の精神の自分を誉めてあげたい。

 

朝呼びかけてみると、母はごきげん。
ゆうべ険悪だったのなんて覚えていないよう。素晴らしい。
「朝ご飯食べましたか?」
「お弁当の残りがあるから食べたよ」
「お薬は飲みましたか?」しれっと聞いたら
「ああそうだ、飲まないとね!」
と言って、ダイニング(カメラでは見えんのです)に行って
自分の好きにしているお薬カレンダーを持ってきました(持ってこられるならいいのです)

「あら。3日日曜の朝はないわ」
「じゃあ飲んじゃったんですね。ヨカッタヨカッタ。
次は夕食のあとです。がんばってください。
今日もお弁当が来ますよ」
「朝もお弁当、夜もお弁当かぁ。たまにはパン食べたい」
「そのために水曜日だけは空けてありますから
水曜日は好きなモノを作って食べてくださいね」
「ああ、そうよね」とニコニコ。
久しくニコニコ顔を拝んでいなかったので、よき。

昼間は録画したままずっと観ていなかった
ドライビングMissデイジー』を視聴することができました。
笑ったしたくさん泣いたし、素晴らしい作品でした。
そうよそうよ、20年の月日なんて鬼のように早いのよ…
と思うと、母に対しても自分に対してもパートナーに対しても、
少し温かな気持ちになることができました。
凸凹しても時間を共有できるってスゴいことだな。
アマプラにもありましたので置いておきます。

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※こちらで購入されると、フクにチャリ~ンとお金が落ちるアフェイリエイトです。

 

さて、夕方4時、通常の日課Alexa呼びかけでお弁当を来ることを伝えると
「あらそう。今日はお弁当来るの」と応えたあとで(水曜以外毎日来ます)
「もうそろそろ来る時間だわね」となります(デフォルト)

さらにもう一度、6時30分にも服薬呼びかけ。
「正しく飲ませなきゃ!!」は私の中から外して、
「母さん、ご飯は召し上がりましたか。そうですか、ヨカッタヨカッタ。
じゃあお薬飲みましょうね」と言うと
定位置にある(←奇跡!)お薬カレンダーを確認する母。
「【3日夜】はない」。
「じゃあ飲んだならいいですね」と言うと
母がテーブルの上を漁り、まだ飲んでいない【3日夜】が救出され(なぜそこに!?)
偶然服薬できました。
ラッキー!!!


十分調子に乗っている母です。

もしかしてお薬カレンダー自体もちょっとわかりにくいのか?
母にはこういうスタイルが良さそうな気がして
2024年のカレンダー型お薬カレンダーを購入しました。
使い始めたらまたレポートします。

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ビニールポケットカレンダー 2024年〔令和6年〕版
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2023年版はもうどこにもないんですよね…。
残る3カ月分は
このスタイルで手作りしてみようか…

 

ところでEcho Show10もですって。

amzn.to