認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

耳鳴り 頭内爆発症候群

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母は幼い頃に後天的に片耳の鼓膜を失っているせいもあるのか、
若い頃からしょっちゅう耳鳴りを訴えていました。
耳の中で蝉がガンガンに鳴り響くそうです。

耳鼻科の医師に愁訴を伝えるも「その耳鳴りは治らない」。
幸いなことに、最近は以前ほど耳鳴りに苦しんでいるようには見えません。
ただ、最近は母が「耳鳴りがする」と言うと
「小さく音楽を流すのがいいよ」と言って、
音楽でもTVでも別の音を聞かせるようにしています。


私自身も耳鳴りがきつい時期があり、
いえ、厳密に言うと、今も、チャンネルを合わせると、ワンワンな耳鳴りだらけになってしまいます。
※ちなみに自分の聴覚は、やや聞こえが悪い程度だと思います。低音性難聴と診断されたことも。幼い頃に中耳炎で鼓膜を切開。大人になって、航空性中耳炎で鼓膜が破れました。耳鳴り歴は長いです。過去記事です。
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55enkyorikaigo.hateblo.jp

耳鳴りを軽減するためには、別の音を薄く流して、耳鳴りから注意をそらし
ほかの音を聞くようにすればいいと聞いて、実践しています。
私はそれで劇的にラクになりました。

余談ですが、落ち着いているときによく、
今この瞬間に何種類の音が聞き分けられるのか、集中することを楽しんでいます。

今なら、中央線の電車の通る音、駅のアナウンス、ブレーキ音、電車の発車音、隣のビルのエアコンのモーター音、PCのモーター音、キーボードを叩く音、蛍光灯の音、壁のあたりでプチッという音、どこかで水の流れる音、ストーブの小さなきしみ…
この流れで、耳鳴りフィーチャーして体の中の音を聞くと、
ほかの音はかき消され、耳鳴りがぐわーっと大きくなります。
鼓動などもリアルに聞こえてきて、それはそれで面白いのですが…。


自分の耳鳴りは制御できるのでまだいいのですが、
悩ましいことのひとつに、時々寝入りばなに、
目を瞑ったまぶたの中で、強烈な閃光とともに大爆発が起きることがありました。
ものすごい爆音。それが起きると思わず叫んで起き上がります。
もともと脅かされることに極端に弱いので、心臓バクバクです。


きっとこんな体験は私ひとりではないはず…と検索してみたら
「頭内爆発音症候群」と言うのだそうです。
2割くらいの人が体験したことがあるかもしれないとのこと。

情報がふんだんにある世の中に生きられて、しあわせだなぁと思います。