認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

88歳の虫歯治療!?

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木曜日は宅配ヨーグルトの日。朝からアレクサで
「おはよーございます、ヨーグルト取ってきてくださぁい」と母に呼びかけます。
無言で、表からヨーグルトを引き上げてきて、ブツを見せびらかす母。
悪くないリレーションができています。


さて、9月の介護帰省も、私の仕事の都合で変速に。
急遽予定を変更したら、帰省日が歯科受診日と重なってしまい、歯科をリスケ。
リスケすると、あと3週間受診しない計算になるので、
不安になってマクロに歯をチェックしたら
裏前歯の裏、歯石になってるじゃないですか!! 
_| ̄|○

気づいて以来、重曹と太めの歯間ブラシ使い、せっせと歯石外しに取り組んでいます。
今歯石がついて、3週間後に受診したときに、どんだけはずすの痛なんねん!!
と思うと気が遠のくので、あがかずにはおれません。

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歯間ブラシは、スキマのサイズに合わせて3本を使い分け。20年前は「SSS」(白)をメインで使っていたのに、「SS」(青)「S」(黄色)がメインになっております。経年…。ピンクの「M」は最近加わりました。メタルフリー治療後の奥歯歯間が広くあいているのです。糸ようじは仕上げにほぼ全部の歯間に使用。


夕方呼びかけると、画面の向こうにちょっと痛そうな母が現れました。
「どうしました、母さん、何が痛いですか?」と尋ねると
「ちょっと歯が痛い」。
あらー。


民生委員さんから母が行ける歯科情報をいただいたのは、昨年の5月のこと。
母はまだ受診していません。
過去記事です。 

 歯医者に行くがイヤで、歯の穴の空いたところに、
脱脂綿に染ましたイソジンを詰め、自己流でやり過ごす母。
そっちのほうが怖い。甲状腺は大丈夫なのか。
…と、突っ込んでも習慣はなおりません。サロン◎スや目薬ヘビーユースと同様です。


「民生委員さんが勧めてくれた歯医者さんを台所に張っているから、
そこに行ってみたらいいのに」
「やだ!  私は歯医者さんキライなのよ!!」
「だけど、歯が痛くなくなれば、食事が楽しいですよ?
治療中の1カ月だけガマンして治療したら、
めくるめく世界が待ってますよ。何を食べてもおいしくてたまりませんよ」
「………」
キターッ!?と思いましたがダメでした。
「行く気になったら、行く」そうです。残念。


歯科に限らず、私は受診して病気を治すことが最善とはあまり思っていません。
それゆえ母への受診推しも、やや弱いように感じています(汗。
とにかく本人がラクがいちばん、とはよく思います。
だってもうすぐ90歳だもの。体と心のラクさを第一にしたいところです。
それでなくても、歯科は“治療したら痛くなってしまった…”など、
全体のバランスが崩れたせいで残念な状態になることがあります。
加齢するにつれて顕著なようです(※自分比)。
歯科受診に行き慣れない母の、
久し振りに歯の治療をしたあとのダメージが気もなります。


さらに、もしも私が母の立場なら、
全身麻酔でお願いします」と言っちゃいます、間違いなく。
「そっちのほうが危ないわ!」とのご指摘もありますが
いや、あの恐怖と苦痛を体験するくらいなら、麻酔の危険のほうが500倍マシ。
歯科での麻酔が効かないことがあるのです。わりとしょっちゅう。
麻酔の注射3本打ってもまだ全然効かないなんていうこともザラ。
たいていそのあたりで見切り発車され、地獄を見ます。

 過去記事です。歯のことたぁ、結構書いてますね(汗

 最低限の治療をしてもらえればラクになりそうですが、母の歯。
悩ましいところです。
抜けたところはそのまま置いておいて。
今のブラブラ1本だけ、なんとかできないかな。

自分の立ち位置や、サジェスチョンの方向性にも少し悩んでいます。

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