認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

マインドづくり

ごきげんの問題 自分と周りとの境界を意識する

いつもニコニコしていたいと思っています。表情というよりも気持ちの問題です。「わたしは、ごきげんがいい」。気持ちが表情に引っ張られることも多いのでできれば表情もふんわりしているほうがいいかな。 本当は、わたしがごきげんでいると決めればそれはな…

謎:EchoShow5で私の視線の動きを読み取る母のこと

日課のアレクサトークで、「もーういくつ寝ると~♪」を歌いだす母。スヌーピーと一緒に待っているそうです。 ごきげんだなあ。実際に会っているときよりもずっと、母は陽気な気がします。私もアレクサトークでは、できるだけニッコリ(わかりやすく)笑うよ…

高齢母、元気なときとは言うことが変わる

今から30年ほど前。母がアラ還の頃は、「子どもとはいえ、ひとつ屋根の下に一緒に暮らすのはちょっとね」と言っていました。思えばあれは、母がまだ、身も心も元気だったからなんですね。 先日の帰省時、母に「母さん、以前は、一つ屋根の下に一緒に暮らす…

母への怒りをリフレーミング

怒りの感情が苦手です。日常生活の中では、怒りに到達する沸点は結構高いほうだと思っていました。 しかし、体の反応から、強い怒りがあることを第三者に指摘され、自分の中の小さな子が顔を真っ赤にして怒っているのを感じ取ることができました。昨日の記事…

怒りは、悲しみの仮面をつけていた

2016年のことです。鍼灸院で、「感情は体に現れる」という話を伺っていた折のこと。「ちょっと右手にギュッと力を入れてこぶしを作り、強く握り締めてみてください」と先生に言われ、その場にいた3人で言われたとおりにしてみました。 そのままの状態で1分、…

恐怖症 トライポフォビア 私の場合

水玉付いたイラストまで使えるようになりました。母さん、おれ、やったよ!ごく最近まで引っ張って、ようやく脱出しかけているものに恐怖症があります。先端とか、高所とか、閉所とか、対人とか、鳥とか、飛行機とか、実に様々な恐怖症があります。私の場合…

介護者・被介護者の共依存

親子関係や、恋人・夫婦関係、また介護者と非介護者の間で起きやすいといわれる「共依存」。病名ではなく傾向です。介護の場合は、献身的な介護が過ぎて陥っていくことも少なくなく、被介護者の虐待につながりやすいことが指摘されています。 介護で逃げ場な…

起きたことは全部いいこと。義母の命日に

1、2月は少し特別です。1月上旬に父(享年62)の命日、間に母の二度目の誕生日をはさみ、1月下旬に義父(享年76)、2月上旬に義母(享年74)の命日があります。家族に「お義母さんの命日のお花買ってきて」と頼んだら、ちゃんと義母好みを見立ててきました。…

介護者のごきげん術

介護に限ったことでもありませんが自分のごきげんは大事です。自分の気持ちがダメダメなときに、人様のお世話をするのは地獄に近い。「まずは自分」「自分のごきげん第一」と思って日々過ごしております。身勝手だと笑わば笑え、ひいてはそれが世のため人の…

高齢母の通販

日課のアレクサコールでつながるなり「あの小さいワンコ、ああたが持っていったわよね」と母。小さいワンコ???「え、ワンコ? 知らないよ? 小さいってどのくらいの大きさなの?」「こんなよ、こんな小さいワンコ。ああたが『頂戴』って言ったでしょう?…

遠距離介護の今後

帰京した翌朝、東京で目が覚めると、九州でひとりになった母へ思いを馳せます。母になにか予定でもあれば寂しさを味わわずにすみますが、コロナ禍で予定も少なくなっていますから、余計に寂しかろう。 私が居なくなった初日に冬の朝、朝ご飯の仕度をするのが…

「あとから食べる」高齢ADHDのお食事常套句

高齢のせいもあり、母は食が細くなりました。ADHDもあるのでしょうが食事中にほかのことに気が向くと、続きが食べられなくなっちゃいます。飽きる、または食べられないときは「あとから食べる」の常套句が登場します。「あとから」と言ったものは、まず二度…

高齢母へのメモの置き場所を変えてみたらフィットした

一昨日の夕方、母が言ってきた「お寿司でもとろう…」がどうにも気になりました。 介護帰省が始まって3年くらいか。帰省時のおさんどんはわたしが担当していますが母の中ではどこかまだ「帰省してきた子どもにご飯食べさせなくちゃ」の気持ちがあるのかもしれ…

忙しいことを言い訳にしてないかな、私!? 重政隆文先生の最新刊

「先生の新刊だよ!」と声をかけると、同校卒業生の夫は「え、マジで!? 読む読む、すぐ読みたい!」と食いつきます。『映画「評論家」不満』重政隆文著。唯一無二、めっちゃ尖ってます。 大学時代の恩師から、最新刊を頂戴しました。 私は芸術系の大学の、…

高齢母のゴミ出し、「うまくできたに3000点!」

わたくし、アラ還でございます。もともと物忘れが結構多いタイプです。朝なんてとくに、やった覚えのないことをやっていることも多々。 先日も1日使い捨てコンタクトレンズを入れた目がどうにも見にくい…と思っていたら、片目に2枚入っていました。1枚はずし…

高齢母と紙門松

母の貼った紙門松、ゆがんでるし、ガムテープだし、そもそもここに貼るものではない…が、いいんです。年神さんはわかってくださるのだ!! 紙門松はいただきものです。 あけましておめでとうございます。今年もぽちぽち更新して参ります。どうぞよろしくお願…

大晦日も、心配より信頼

反抗期のまっただ中だった16歳の大晦日。深夜、帰省先の四国の実家の自室にこもって遠くに響く除夜の鐘を聞きながら、ラジオの深夜放送にチューニングを合わせていました。 なんだかなぁ。 大晦日とかお正月とか、いつもと同じ時間の流れなのに なんで? 大…

急がば回れのごきげん術

おかげさまで、毎日ごきげんさんです。介護をしていてもしていなくても日々ごきげんさんで過ごせるのは大事なこと。ヨガでも断捨離でも瞑想でもマインドフルネスでも宗教でもスピリチュアルでも、手段は問わず。毎日ごきげんさんならなんでもいいじゃんねー…