認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

難聴

難聴母の私に対する悲鳴を“スズ”で改善

どうしようもないとわかってはいても、どうしても苦手なものはあって、私の場合は母の悲鳴を聞くのがとてもイヤです。まだ慣れません、全く慣れない。 ただでさえ、HSPのために驚きやすく、大きな音が突然鳴ると、フリーズしてしまうのに。目の前で、私に対…

認知症と火の用心

昼ごはんの仕度をしようと台所に行くと水蒸気がモワモワ。母が、ヤカンをガスの火にかけたのを忘れていたのです。当の本人は、すぐそばの食卓で、自分の作業に熱中…。「ちょっと母さん、やかんを火にかけっぱなし!!」と言うと「え!? あれ、あ!!(よう…

亡猫の恩返し

「今日は誕生日だから、半日は人のために時間使おうと畑の野菜を親戚や職場の方に配りました」 仲のいい友人が誕生日だったのでお祝いをメールしたら、こんな返事が来ました。尊い。尊すぎる。愛の人だ。素晴らしいものに触れてすっかり高揚したわたくし。彼…

離陸時の“耳キーン”で鼓膜が破れたことがあります

離陸時の高度が変わるときの気圧の変化で耳が痛くなるという方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。私も苦手です。どんなに頑張っても耳抜きすることができず、離陸時と着陸時は、必死にアメを舐めるようにしています。 かれこれ30年近く前のこと。…

高齢者へのヒアリングハラスメント

Twitterのタイムラインに「ヒアリングハラスメント」という言葉が流れてきました。ヒアリングハラスメントとは「聴覚障害者や難聴者に対して無意識に行われてしまっているハラスメント」だそうです。初めて聞く言葉でしたが、わかりすぎてつらい…。 母も軽度…

難聴母と【echo show 5】だけで通話できるようにまた進歩♪

スマホに入れたアレクサアプリでこちらからその都度、実家デバイスのボリュームを調整しながら電話なし、【echo show 5】のみの通話ができるようになってきました。「大きい!」「聞こえない!」「はい、このくらい♡」を毎回やっています。 アレクサアプリ ⇒…

高齢母の被害妄想

夕方の日課電話。今日は外からで、顔の見えないふつうの“電話”でしたが「もしもし」の声で、母の異常をキャッチしました。…介護者のこの特殊能力に名前をつけたい。 聞けば、母が、百貨店の物産展で買ってきたおいしい果物を、お隣さんへ庭の垣根越しに差し…

帰省していることを忘れられるのもアベレージです

実家に帰省した折、家事をしていない間は私、自室にこもり(奥の座敷を使わせてもらっています)、ひたすら仕事をしています。 部屋のドアを締めていると、母が「開けておいて!」と言うので最初は「???」だったのです。室内の冷房や暖房効率が悪くなるし…

「ここんち、ヤベー」を目指したらしい

10月の介護帰省。実家玄関を入ると「警察」の文字が飛び込んで来ました。下に通報先の電話番号、そのほか110番も見て取れます。「これ見たら『ここんち、ヤベー』と思うかもしれないから」だそうです。数日前も相当警戒していたんですよね…。 そのまま台所に…

高齢親への失敗家電 エアコン設置の大失敗

従来品をはずす作業員さん。この時点ではまだ余裕だったのです…。 9月の介護帰省時に実家エアコンを新調しました。いつもならジャパネットで依頼するところを、決めきらずにいたら、ある日を境に納品日がガタッとずれ込んでしまい(オーダーが遅れた私が悪い…

聞こえの悪い母とのアレクサ通話音量問題を解決

【echo show5】の隣に電話機を置いています。あ、ハズキルーペ…。あと、白い円筒の「テルボ」のドア振動センサーはやはりいいです。よい距離感で母の生活スタイルがわかります。 夕方の日課電話は、echo showを通じて行うのが常となりました。画像付きだとい…

補聴器の購入費用給付申請ができなかった件

2年前に無事、母の身体障害者手帳(6級)をいただいて、補聴器つくるときには給付金をいただける運びとなりました。ありがたいことに、こちらの負担は1割程度です。なんて便利なんでしょう。 なのに。これまでに二度、補聴器を作る機会がありましたが一度も…

だいじだいじ補聴器

母が補聴器デビューして20年くらいになります。補聴器は、母にとって何よりも大事なものです。救急で病院に運ばれたときも補聴器だけは肌身離さず持ち、気にしていました。 気の毒に感じたのは、以前、久し振りに帰省したときのこと。私と入浴するときも補聴…

高齢母との共同生活 ゆずれない音問題

基本的に私(娘)は、こうしたいと思うことはあの手この手を尽くして欲しい結果を得るまで粘るタイプです。本気でイヤと思うことは我慢しない。我慢の前に解消を試みるタイプだと思います。 さほどたいそうなことではないですが。たとえば実家でトイレタイム…

聴覚障害の身体障害者手帳を発行する

高校卒業後、母の夢その1は看護師さんになることでした。ところが面接のときに、面接官から片耳の聞こえについて確認され、その場で泣き崩れてしまった母。「それで落ちちゃった。今だったら、聞こえないからできることがあると胸を張って言い返せるんだけ…

仁義なきコバエとの戦い 介護帰省編 ※コバエ画像閲覧注意

ランキング参加中介護 夏は害虫がキツい…と何度か書きました。この温度と湿度に誘われて、気を抜くと結構出てきて、増えます。私が東京にいる3週間の間に、実家はなかなかシュールな状態になります。とくにキッチンがひどい。 実家がきたないと嘆いている方…

高齢親の“聞こえ”に配慮する

先日兄が帰省してきた折のこと。揃って朝食を食べているとき、兄が母に向かって熱心に世間話をしていました。母はニコニコして食べています。…あれ??? ちょっと気になったので、途中、「兄さん、今の話は母さんには8割聞こえないと思うよ」と私が兄に伝え…

対話ロボット「テルボ」初日にして断念…

ひと目見た瞬間に、母のハートをわしづかみにした対話ロボット「テルボ」。クマのぬいぐるみの中にSIM搭載の筒型コンピュータが入っています。メーカーに無理を言って、なんとか私が九州にいる間に納品していただくことができました。 Twitterで情報を教えて…

念願の振動体温計を買いました! 難聴者安心の電子体温計

振動体温計が届きました。検温が終わると、音とともにバイブでも知らせてくれます。さっそく母に試したところ、なんと母ひとりで検温できました!検温終了が母にもわかる電子体温計、初めてです。ちょっと感動。操作性もすごくいい。難聴高齢者向け。パーフ…