認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アルツアイマーではなく高齢者のADHDなんじゃないか?

母が片付けられないのは私が幼いときから。久し振りに帰省したとき、致命的な散らかり方に驚きましたがよく考えたら今に始まったことではありません。少しレベルアップしたけれど。 「もしかして、お母さんはADHDなのでは?」と気づくヒントになったことのひ…

空路帰省の遠距離介護は航空会社系クレカがカギ!

空路帰省に限った話ですが、遠距離介護の際に節約のポイントとなる、航空会社系クレカと、効率のいいチケット入手についてまとめました。 1 航空会社系クレカをメインカードにする遠距離介護のハラを決めたとき、帰省時にメインで使う航空会社(私の場合はソ…

高齢者の自己肯定感を高める

母はいつも図書館で紙芝居を調達し、子どもたちのもとに向かいます 2017年の暮れに入院するまで、母は30年以上市を介して、視覚障害者やALSの方に朗読奉仕をしてきました。昔はテープレコーダーで朗読を録音していましたが近年は対面朗読が主でした(伺った…

家族の誕生日をお祝いできるのはうれしい

母がまだ若いとき、私の誕生日の朝一番に、よく電話をくれました。記念日に自分がお祝いしてもらうのはもちろんうれしい。けれどそれに負けず劣らず大事なことは、母自身が、兄や私に、私の夫に、「お誕生日おめでとう」を言うこと。言えること。だって親だ…

母親を見る リフレーミング

私自身がガンガン忘れてしまうので以前の日記帳を紐解いて、母サポートの様子を時系列でまとめているところです。 私は長い間、実家によりあまりよりつきませんでした。よくある母娘のもめ事もさることながら嫁いだからには嫁ぎ先の親を優先したい思いもあっ…

高齢者 居室が2階/階段の対策

階段のいい写真がありませんでした…。仮面は、夜中に忍び込んできた不届き者を想定し脅かそうと企んで貼ったものです(母が)。 本当は高齢者の部屋は1階のほうがいいのはわかっています。膝が痛いとか、足元がおぼつかないとか、足を踏み外したり、階段落ち…

日課の電話は「しんぱい」より「しんらい」

絵をつけておくと食いつきます、母。オナラまでさせちゃうのか… 相手をする高齢者の個性によって、介護する側の対応も変わってくると思います。私は母に専念できるので ※夫婦の親で存命なのが私の母のみ母に対応するプロでありたいと思っています。…別にお金…

高齢親への失敗家電「録画機能付きドアホン」

2階母の部屋の電話とドアホン。似ていて使いにくい!? マニュアルを張り出しています。子やその配偶者の名を直書きしておりまして、モヤモヤしてすみません。 30年前の新築時に設置したインターホンは今も健在でしたが録画機能付きドアホンの設置は必要だと…

高齢親への失敗家電「全自動洗濯機」

電気炊飯器とか、電子レンジとか、母から「壊れた」とSOSが入ったら「高齢者が使いやすい」ワードを検索窓に入れて商品を選んで購入するように心がけています。 なのに。見たサイトでは一番だったから安心して購入したのに。母がまったく使えなくなってしま…

介護の基本「相手をよく見ること」

段差解消に置いた踏み台。玄関は常時靴だらけ。家族がたくさんいる演出なのだそうです… 「異変にできるだけ早く気づいてあげる。そのためには日々しっかり観察しておくこと。観察の基本は、相手をよく見る、これに尽きる。ご飯の食べ方、食欲、呼吸の様子、…

高齢親が快適に暮らせる室温調整 春

←遠隔操作もできる最新モデルのデロンギ。お高いけれど、頼もしい~! 母の家の室内が快適な温度であるようにいつも気をつけているつもりです。4月の帰省時に、母が「寒い」という感覚がわかりづらくなってきているなということに気がつきました。寒の戻り…

健康不安 ただの風邪でも…

本来私は気管支が弱く、毎年のように冬の終わりに風邪をきっかけにした気管支炎を併発していました。たぶん、冬の間張り詰めていた緊張感が、春になって緩むせいです。ほぼしゃべることができなくなり(声が出なくなる)、内臓が飛び出すんじゃないかという…

緊急事態宣言下の遠距離介護 うちの場合

バス停で手を振る母。またひと月、元気でね。 帰京の日です。 お昼のバスの時間を気にしながら、 あれもこれもやっておきたいと焦ります。 母とのソーシャルディスタンスを気にかけなければと思っていたものの 実際には、食事と3時のお茶で、テーブル越しで…

介護保険の更新 要介護認定がおりた

先月の帰省時に駆け込みで段取りしていた件。ようやく更新した介護保険証を手にしました。認定結果:「要介護1」。理由:「部分的介護を要するため」。3年間有効なので、毎年更新を身構える必要もありません。在宅調査員さんも、ケアマネさんも、先生もみな…

遠距離介護は補充が命

GoogleのToDoリストのストックチェック。ストック以外のこともありますけど。 「毛染めがない! どこにやったの!!」と、母が東京の私にキレて電話をかけてきて以来1週間以上が過ぎています。あのときは「仕方がないから明日買いに行くッ!」とプンプンして…

高齢者買い物難民を救う移動販売車

九州実家は市内の高台にあり、食品を扱う最寄りの店は、徒歩約20分にあるローソンです。スーパーならバス20分の場所に行かなくてはいけません。車社会なので、ひとり暮らしの高齢者は買い物難民になっていきます。とはいうものの、週に一度、水曜昼には歩い…

高齢母に食べてもらうための「楽しい朝食」演出

↑朝は、母が喜ぶパン食で、写真のプレートにチーズトースト1/2枚と牛乳、すりおろしリンゴのヨーグルト和え・きなこはちみつのせ。お白湯のあとで食事。 私が九州にいる朝は目を覚まして母が2階から階下に降りてきて朝ご飯があるのが何よりうれしいそう…

外出自粛と遠距離介護

遠距離介護は「不要・不急の外出」には当たらないとは思っていてもこのご時世、帰省して胸を張っているわけにはいきません。家の中でも母といるときはマスク、外に行くときにも必ずマスク(これは東京でもデフォルト)、母に代わって買い物に出かけるときは…

風邪を引き込まないための策

昨夜の母の微熱は、今朝には36.4℃になっていてホッとしました。 COVID-19の記事は読み漁っています。はじめわからなかったのは、「症状がひどくなければおうちでやりすごす」ということも納得できるようになりました。無症状のまま抗体獲得は夢じゃないんだ…

「緊急事態宣言」下、遠距離介護に

午前10時頃の、東京国際空港(羽田空港)第2国内線ターミナルです。月に4回ほど利用しますが、ここまで閑散とした空港は初めて。 いつもの6時30分発の便が欠航のため、11時頃の便に変更。ANAの自動チェックイン機は使えなくなっていて、カウンターのみの対応…

高齢母の入院をきっかけに ⑧配食サービスを利用開始

住宅の寒さ対策だったり、段差の解消だったり、高齢者のひとり暮らしは退院してからがたいへんです。私がずっとついていられたらいいですが仕事もパツパツしてくる時分なのでそうも言っていられませんでした。しかし、高齢でなくても、退院後に自分の食事の…

高齢母の入院をきっかけに ⑦介護シューズを普段使いにした

家の中には階段や段差もあり、残念ながらバリヤフリーではありません。高齢者が普通のスリッパで移動するのはやはり危ない。そういうことに気がつけたのも、入院時にあらためて母の履き物について考えることになったからだと思います。退院して以来、うちで…

高齢母の入院をきっかけに ④浴室暖房を設置

私がいるときは大活躍の浴室暖房 母の入院先の医師の「暑さ、寒さは体にとってはストレス…」という言葉をきっかけに退院した母がストレスなく過ごせるように住環境を整えていきました。 浴室暖房もこのときに設置しました。ヒートショックは毎冬話題になりま…

おうちにいよう ~無症状、重症化させずに、抗体を獲得したい~

「新型コロナウイルスをやっつけよう!」「人類がウイルスに打ち克つ…」といった言葉を耳にするたびに少し違和感を覚えます。私は医療従事者ではないし、これから述べることはエビデンスも何もなくただ漠然と感じているだけのことです。それから私は、節分の…

ADHDの認知障害例?

ニュース記事で、「海外のようなロックダウンは東京では法律上行うことができない」と知り、少しホッとしています。 中旬に九州行きを控えています。気温が高くなると、母の暮らしで、腐敗と害虫が気になります。「帰省」ではない。要・急の事案です。ところ…

高齢母の入院をきっかけに ⑥実家の電気容量をアップ 

デロンギなどの家電を導入したのはいいけれど母がひとり暮らしの中で停電を引き起こしたのでは元の木阿弥です。以前も、実家で炊飯器と電子レンジを同時使用してブレーカーが落ちてしまい真っ暗になったことがありました。というわけで、実家の電気容量(ア…

高齢母の入院をきっかけに ⑤冬場、母の家がぬくぬくに

遠距離介護を決めて帰省するようになったものの 冬の実家の寒さに閉口しました。 母が使っている暖房は、電気ストーブのみ。 その寒さがデフォルトで暮らしている人に向かって、客の立場の私が 「寒いから室温を上げましょう」とは言いづらく 暖房設備を購入…

高齢母の入院をきっかけに ③民生委員ほか、地域の方とつながることができた

それまでの私は孤立無援の中で遠距離介護を続けつつ それが孤立無援であるとは思っていませんでした。 母は「死ぬまで自宅で気ままに暮らす。絶対に施設なんて行かない」と言い張るし 娘の私がだれかに「たすけて」と言うのもおかしかろう。 「要介護」「要…

高齢母の入院でよかったこと ②リモートワークの環境が整えられた

「遠距離介護もしていることだし、 そろそろリモートワークの態勢を整えておかないとね」 なんてぼんやり考えてた2017年の私。 事務系クリエイティブなので、離れていてもできる仕事が多く うまくスケジュールを組めば、体が九州にあってもふつうに仕事がで…

コロナ禍 ライブの自粛

夫はバンドマン。アマチュアです。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行り始めに “無観客”がホットワードになり始めた頃 「うちのバンドは無観客には最強!」なんて軽口叩いていたのが懐かしいです。 東京でもバンドマンが多いまちに暮らしています…